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ALSAFIT FOURIER IOLは、白内障手術後または老視治療目的のClear Lens Extraction後の嚢内に挿入するシングルピース型のトリフォーカル眼内レンズである。
ALSAFIT FOURIER IOLは14個のシャープエッジではないスムーズなリングの回折構造で、グレア(光のにじみ)やハロ(光の輪状散乱)が少ない。また、光学部6mmすべてがreverse apodization(逆アポダイズ、中心部から周辺部に向かって溝を高くするのフーリエ光学部となっており、すべての距離に高品質の見え方を提供できるように設計されている。
また、乱視を矯正できるトーリックレンズ、ALSASET FOURIER TORIC IOLがある。
※スクロールで全体を表示します。
Smart MatrixというALSAFIT FOURIER IOL の材質は2–Hydroxyethylmethacrylateと2–Oxyethylmethacrylate Uのモノマーからなり、IPN(Interpenetrating Polymer Network、相互侵入高分子網目 異種の架橋高分子網目が相互に侵入し合った網目構造をもつ混合物)テクノロジーにより非常に強い三次元構造を有していて、4つの特長がある。
アポダイズは中心部から周辺部にむかって溝の高さを低くすることで、瞳孔径によるエネルギーの配分をかえ、瞳孔が大きくなると、遠方への光量が多くなるようになっている。
逆アポダイズフーリエ光学部(特許出願中)は、中心部から周辺部に向かって溝を高くすることによって、より近方への光量が多くなり、明るさの条件に関係なく、バランスのとれた光量分配と連続的な見え方を維持し、暗所時および薄暮時でも中間、近方への高い光量分配を可能にする。
従来の回折パターンのトリフォーカルIOLは10~15%の光ロスを生じるが、ALSAFIT FOURIER IOLは逆アポダイズフーリエ光学部により、8.6%の光ロス(図3)、すなわち91.4%の光透過率(図4)を提供し、反射光および散乱光を減少させる(図5)。
図 3 回折構造
図 4 光透過性
図 5 Dysphotopsia (異常光視症)
中心部から周辺部に向かって溝を高くすることによって、中間部および近方への光量が多くなり、すべての距離で 薄暮時においても 高いコントラスト感度を提供する 図 6) 。
図 6 光の分布
瞳孔径2mm、3mm、4.5mmの解像力試験の結果を示す(図7)。
MTF(光学系の解像力を表す評価指標)はISOでは100本/mmにおいて0.43以上という許容値に対し、ALSAFIT FOURIER IOL は100本/mmで0.60という高い値を示している。
また、3mm直径でのMTF(50本/mm)を測定したところ、遠方、中間、近方とも良好な結果を得た(図8)。
図 8 MTF(3mm 直径、 50 本 /mm)
ALSAFIT FOURIER IOLはどの度数においても±0.25D以内でレンズを製造しており、ISO(国際標準化機構)よりも高い精度である。
色収差はレンズ材質の屈折率によって決まる。ALSAFIT FOURIER IOLのアッベ数は58という高い値を示しており、色収差のコントロールに優れている(図9)。
図 10 支持部の形状
ALSAFITFOURIER IOLのFins4FIT支持部には、4個のサスペンシブコーナーフィン、2個の粘弾性物質吸引ホール、4個のポジショニングホールがある(図10)。
サスペンシブコーナーフィンは、水晶体嚢のサイズに合わせて収まるように動く(図11)。サスペンシブコーナーフィンは圧縮に対してぶら下がるような動きをし、レンズが傾斜せずにIOLの位置や屈折が安定する。Fins4FIT支持部はこのサスペンシブコーナーフィンによって水晶体嚢の大小にかかわらず、嚢のサイズに順応してレンズを安定化させる。粘弾性物質吸引ホールは、術中の粘弾性物質の吸引が容易に行えるようになっている。ポジショニングホールはより正確な位置決めをサポートする。
なお、ALSASET FOURIER TORIC IOLの支持部のフィンは角度がなく、固定である。
図 11 サスペンシブコーナーフィンの動き
ALSAFIT FOURIER IOLは後嚢混濁のリスクを減らすように、光学部後面が360度ダイヤモンドカットエッジになっている(図12)。ダイヤモンドカットエッジは従来のスクエアエッジより効果的に水晶体上皮細胞の増殖を抑制する。
図 12 ダイヤモンドカットエッジ
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